今日は、久々のおばあちゃんを訪ね、引っ越しの手伝い。
レトロ風味のものが沢山出てきて楽しかった。
日本でもガレージセールやればいいのにと思った。
で、途中で、2年前まで自分がいた部屋に戻ったら、
やっぱりいつもの様にフリーズしちゃった。
フラッシュバックみたいな。
もう凄く凄く昔みたいな気がする。
凄く卑屈でたくさん迷惑とか心配とかかけていた頃。
それを全部人や環境のせいにしていた頃。
逃げるのに必死だった頃。
その頃のこと、頭では思い出すけど、ここ最近すっかり遠くにきていた。
今日あの部屋に踏み入れて、フッって後ろ髪ひかれる気分だった。
というか、いきなり机の引き出しが開いて、吸い込まれて、タイムスリップしたみたいだった。
たった2、3年前のこと。でも、今との距離感に戸惑った。
でも、その近くて遠い、3年前の夏。またnyでいつか暮らすと決めたんだ。
nyから帰ってきて、真夏の東京の夜。窓を全開にして、dark starを聞きながら。
だから、今日あの家のあの部屋に行ったのは、意味があったんだと思う。
| 私の部屋からの景色だった。花火が見えた。 |
その後、ひとり六本木へ。
LOVE展:アートにみる愛のかたちーシャガールから草間彌生、初音ミクまで
写真が多くて面白かったー。あとは、コンセプトがシンプルで分かりやすかった。
ので、楽しめた。
荒木さん出してるって忘れてて、センチメンタルな旅が出てきて、やっぱり好きなんですと思いました。古くさい趣味でもいいじゃない。陽子さんになりたい。ヨーコって愛される運命の名前なんだね。
ナン・ゴールディン。名前とか全然覚えてなかったけど、まえ東京都写真美術館でみた気がする。エイズの展覧会みたいなので。The ballad of sexual dependency. 気にな
る気になると思って調べたら、アラーキーと一緒に本出してた。そういうことか、と納得。
あと地味に涙は、折元立身の介護アート。ばーちゃんち行った後だからか、つい涙ものだった。不覚にも。
シャガールの、奥さんと結婚して、天にも昇る様な絵が好きだった。
人に、ぎゅぎゅって近寄ってるものは、素敵だと思う。
あんだけ物理的にも気持ち的にも近寄ってとれる写真てなかなかない。難しい。
だから、私みたいなペーペーは、ひとり泣きそうになるの。良い意味で。
ギリギリだったけど、行ってよかった、ラブ展。ショーコありがとう!
男女の間のloveはすごく大事で、
だけどそれ以外のところにもloveはたくさん存在して、
そのどちらも必要としてる。みんな、みんな、ね。
そんな当たり前のことを考えた。夜。
寝る。


