自分たちを世界のEMPIREだと言い張る土地、
ニューヨークに来て早1ヶ月。折り返し地点です。
ここには単身?で来たはずだったのに、
気づけば日本からの友達に何人会ったことか。
そしてこれから何人と会う約束があることか。
今日、一人を空港で見送って、
別の友人がその空港に夕方到着、
もう一人の友人が夜中に着いた。
ここに来て出会った人のうち、
まだNYに残っている人はどれくらいいるんだろう。
来ては去り、来ては去り、
本当に時間の流れが、人の流れが、早いところ。
ニューヨークってそういうところ。
でもその流れの中で、何度か顔を会わすことができて、
お酒を飲み、美味しかったり美味しくなかったりするものを食べながら、
他愛もない会話をして、時には刺激的で時には下らない話をしながら、
人生の中でのほんの一瞬の時を、ここ、ニューヨークという場所で過ごす。
一瞬の時を素敵な誰かと過ごす。
その幸せは、東京にいても同じ。
帰りの電車の中で、一人ムフムフするようなさ。
だけど、私も、私と出会った人も、
ここニューヨークに住んでいる訳じゃないのに、
どういう訳だか、ここで巡り会う。
学校に行く途中に、最寄りの駅で、
やぁおはよう!って友達に会うみたいに。
その一瞬がいちいちちょっとだけ運命的で、
朝パッって目が覚める様に、少し嬉しくなる。
道端にはゴミが散らかって、駅はトイレ臭くて、
物価は高くて、騒々しくて、夏は暑すぎて、
この街の何が引き付けるのかわからないけど、
世界中から人が集まってきて、
そしてまた世界中に散っていく。
私も引き付けられ、引き戻された一人だけど、
一生ここにいるのは御免で、また世界のどこか、恐らく東京に戻る。
期限付きのニューヨーカーが、majority.
今ここにいる人の多くは、いつかどこかに行ってしまう。
だから、中身の人間が入れ替わったら、
今のニューヨークのカタチは、きっとすぐ変わってしまう。
empireという割には、ずいぶん儚い気がするなあ。
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